メソッド1 問いを立てる1
オススメの評論読解メソッドの一つは、この文章はどんな問いに答えようとしているか、と考えてみることです。
この文章が主張しているのは、そもそもどんな問いに対する答えなのか? この「問い」を、「~か?」という疑問形で表現してみましょう。
この「問い」は、稀に文中に直接書かれている場合もありますが、そういうのが見つかることは多くはありません。
教科書所収の文章や入試で出題される文章は、長い文章の途中一部分の抜粋であることも多いということもあります。今読んでいる文章より前に、著書の中では問題が明示されていたのかもしれません。
あるいは書き手は自分が何を書きたいかを、あらかじめ明確には自覚していないということもあります。書きながら考えているわけです。「評論」という括りの文章にも「論文」寄りのものと「随筆」寄りのものとあり、「論文」では問いが明示されることが作法ですが、「随筆」ではそのような決まった型がありません。
そういうわけで、この「問い」は読者が自分で設定します。
どうやって?
結論から遡って、それはどのような問いに答えているのか、と考えてみるのです。
この文章はつまりこういうことを言っているのだな…、ということはそもそも何について論じているかというと…と考えてみます。その「何について論じているか」という「問い」を「~か?」の形で表現するのです。
といって「結論」が明らかであるとも限りません。今回の文章でも、結局何が言いたいかわからない、と言っているわけですから。
というわけで、この「問題」と「結論」は、どちらが先にはっきりするとも限らず、その対応がしっくりいくかという感触を点検しながら、徐々に明確にしていきます。両側から攻めて、合致を探る、というのがこの思考法のイメージです。
「ホンモノのおカネの作り方」は、どのような問いについて論じているのでしょうか?
そういうわけで、この「問い」は読者が自分で設定します。
どうやって?
結論から遡って、それはどのような問いに答えているのか、と考えてみるのです。
この文章はつまりこういうことを言っているのだな…、ということはそもそも何について論じているかというと…と考えてみます。その「何について論じているか」という「問い」を「~か?」の形で表現するのです。
といって「結論」が明らかであるとも限りません。今回の文章でも、結局何が言いたいかわからない、と言っているわけですから。
というわけで、この「問題」と「結論」は、どちらが先にはっきりするとも限らず、その対応がしっくりいくかという感触を点検しながら、徐々に明確にしていきます。両側から攻めて、合致を探る、というのがこの思考法のイメージです。
「ホンモノのおカネの作り方」は、どのような問いについて論じているのでしょうか?
この文章が提起している「問題」を「~か?」の形で言い表してみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿